SIRC 龍谷大学 社会的孤立回復支援研究センター | Social Isolation Recovery Supports Research Center, Ryukoku University

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2023年10月22日(日)、龍谷大学社会的孤立回復支援研究センターは、本学大宮キャンパスにおいて「不登校・ひきこもりなど社会的孤立への家族支援 講演会&シンポジウム」を開催します。

 

近年、人口減少・少子高齢化、経済変動、新型コロナウイルス感染症による影響などの社会構造の変化から、社会的孤立・孤独の状態にある人の増加が指摘されています。政府は2021年2月に内閣府に「孤独・孤立対策担当室」を新設しました。官民連携の対策がスタートしたものの、支援の現場で必要となる対応は多様です。

 

通常の心理的問題の相談では、問題とされている本人への支援が基本とされます。しかし、社会的孤立にある人の多くは、本人が支援窓口を直接訪れることはなく、その家族や関係者が支援を求めて来談することがほとんどです。

 

そうしたケースでは、相談に訪れた家族などの話のみならず、個々の状況や本人との関係性等を慎重に丁寧に聞き取り、どのような対応が可能かを探っていくことが重要とされます。ただ、このような支援を求める家族などへの対応は、これまで対人援助領域のなかで共通する具体的な方法がありません。そのため、必ずしも適切な支援が行われないことがあり、社会問題として対策が望まれています。

 

今回の催しでは、精神科医として、問題を抱える子どもやその家族の面接を行ってきた岡田隆介氏に豊富な経験と知見に基づいた子どもとその家族支援について講演いただいきます。シンポジウムでは、「不登校・ひきこもりの本人不在の親面接への対応」をテーマに心理や福祉、教育現場の実務家らと議論を深めます。

 

                記

日時:2023年10月22日(日)13:00-16:30(受付開始12:30)

場所:龍谷大学 大宮キャンパス 東黌101

  (京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1)

アクセス:JR・地下鉄・近鉄 「京都」駅より徒歩10分

最寄りのバス停:市バス 七条大宮・京都水族館前

★公共交通機関をご利用いただき、お車でのご来場はご遠慮下さい。

詳細は、下記龍谷大学ホームページ「大宮キャンパスアクセス」をご覧ください。

https://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/

以下リンクよりお申込みください。

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<プログラム>
▼講演会(13:00-14:00)

「アナザールート ~学校を選ばない子ども・家族の支援~」

講師:岡田 隆介 氏

岡山大医学部卒業 神経精神医学教室入局。昭和55年より広島市児童相談所所長。退職後は、広島市児相、広島家裁の嘱託医、及び県北部と県西部で児童精神科外来をしている。 医学博士、精神保健指定医、児童青年精神医学会認定医。著書は、「家族の法則」、「家族が変わる、子育てが変わる、コミュニケーションのヒント」他。

 

▼シンポジウム(14:20-16:20)

「不登校・ひきこもりの本人不在の親面接への対応 」

シンポジスト

長谷川 智広 氏(京都市教育相談総合センター)

高林 学 氏 (龍谷大学心理学部)
上野 温子 氏 (社会福祉法人つむぎ福祉会)

コメンテーター
岡田 隆介 氏
吉川 悟 氏(龍谷大学心理学部)

司会
赤津 玲子 氏 (龍谷大学心理学部)

 

▼お問い合わせ

龍谷大学社会的孤立回復支援研究センター

関係支援ユニット代表 心理学部 赤津玲子

Mail: sirc.rsunit[*]gmail.com

*を@に変えて送信してください。

 

↓チラシのダウンロードはこちら↓

10.22講演会チラシ